看護師として働く中で、日々の業務にはいろいろな「あるある」があります。
そこで今回は、私の独断と偏見の混じった「あるある」をいくつかご紹介します。普段の業務の中で、思わず「あるある!」と頷いてしまうエピソードを集めたつもりなので気軽に見てください。
終業間際の入院
「今日はスムーズに終わりそうだな」と思っている就業間際、突如として入院決定されることがあります。はい、この時点で残業確定です。
正直「先生もう少し早く連絡してよ」と思うことも多々ありますが、仕方ないので淡々と業務をこなし1分1秒早く帰れるよう頑張ります。
採血の時に痛くないようにしてと言われる
どうしようもありません。
患者さんから「痛くないようにお願いします」と言われることはよくあります。その気持ち、痛いほどわかります。患者さんが不安を感じていることも理解できますし、できる限りリラックスしてもらえるよう努力しています。しかし、どうしても針を刺す瞬間にはちょっとしたチクッとした痛みがあるんですよんね。
さらに他にも「私の手難しいよ」「前は何回も失敗された」「前の人は1回で成功した」など色々な言葉でプレッシャーをかけられます。
刺青の入っている腕の採血はやりにくい
年に2人ぐらい当たる患者さん。
そもそも刺青があると視覚的に血管の青色を確認しづらくなるためやりにくいし、触覚に頼るため少し時間がかかることがあります。また、刺青のデザインによっては、針を刺すのがためらわれる場合もあります。
「えっこの鯉の目の丸の真ん中に刺していいの?」ってなります。
救いなのが、看護師に対して優しい人が多い気がします。
採血時にふざける陽気なおじさんがいる
採血の際に陽気な患者さんがいます。元からそういう性格なのか緊張を和らげようと、ジョークを言ってくる方も多いです。
針を刺そうとしたら刺さる前にわざと「痛っ」とか言ってきます。
採血前の名前確認でふざける人もいます。
もちろん、こちらも笑顔で応えますが、本当に笑わせられることもあり手元が狂うと大変ですので刺すときは静かにしてほしいです。
それでも、陽気な患者さんは全然いいです。
病棟に一人は採血うまい人がいる
患者さんの中には血管が全く分からない人もいます。そんな時に頼りになるのが病棟には必ずと言っていいほどいる「採血が上手な人」です。
この職人技を持つ看護師は、同僚からも患者さんからも信頼を集める神です。
私はその領域にはなれませんでした。早くPICCやポートを入れてほしいと思うだけでした。
マーゲンチューブ(胃管)の自己抜去が続くとテンション下がる
私は脳外科病棟にいたことがあったのですが、マーゲンチューブの自己抜去が頻繁に起こると、正直なところ看護師としてのテンションは下がってしまいます。
何度も入れ直さなければいけない手間もさることながら、患者さん自身にとってもストレスが多い状況です。
特に夜間に発生すると、心に余裕がないときはイライラしてしまいます。
詰め所にお菓子が常備
看護師の休憩室にはお菓子が充実しています。
これは忙しい勤務の合間に少しでもホッと一息つける場所が必要なためです。チョコレートやクッキー、といった鉄板のアイテムから、季節限定のお菓子まで。持ち寄りのお菓子がテーブルに並んでいることもよくあります。基本的にみんなでお金を出し合って買っていました。
ただダイエットしたいときは誘惑に勝つ必要があるので大変です。
学会帰りの医者のお土産
これもお菓子と同じですがあるあるです。学会に出張した医者が帰ってくるときにお土産を買ってきてくれることがあります。これは結構嬉しいです。
看護師たちは「あ、先生が帰ってきたんだな」とお土産を見ただけで分かります。地方の名産品や珍しいお菓子など、普段食べないお菓子を味わえるのも楽しみの1つです。どの先生がどこに何しに行ったかはあんまり興味はないです。
病棟から脱走する患者
病棟では、時々、患者さんが「脱走」してしまうことがあります。特に認知症の方や、動ける方だと「ちょっと散歩に出てきます」と気楽に病棟を抜け出してしまうことも。
看護師としては外で何かあったとき、責任をとれないので必死に探します。
元気に動ける患者はせめて検温のときぐらいは部屋にいて欲しい。
コロナ、インフル流行期の急なシフト変更
家で休んでいると、師長さんから一本の恐ろしい電話が入ります。
「休みで申し訳ないけど、今日の深夜入れるかな?」
嫌ですけど明日は我が身なのでお互い様の精神で受け入れることが多かったです。
まとめ
どうでしょうか?
看護師をしていると色々あります。びっくりすることやドラマみたいなこと、本当に色々あります。
つらいこともたくさんありますが、なんやかんやで今も看護師を続けているので私に合っているのかもしれません。
これからもぼちぼち働いていきたいと思います。
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